神戸実業学院は大正7年に設立され、平成20年をもちまして90周年を迎えました。 この永きにわたり、児童養護施設として専念して参りましたが、目まぐるしい社会情勢の変化、人の価値観の変容、福祉において社会事業から社会福祉事業へ、ノーマリゼーションを基に収容から在宅へ、措置から契約へと変わってきております。しかし児童福祉のなかでわたしたちの社会的責任は、変わるものではありません。 厳しい不適切な環境や生育暦の子どもたちに対して様々な支援やセラピーがありますが、最も大切なのは「安心して暮らせる生活空間と信頼して甘えられる大人の笑顔がある」ということです。学院から巣立ち自立しても、家庭復帰しても、年齢を重ねても、心の居場所のない子どもが多くいます。そのような子どもたちをいつも同じ状況、同じ雰囲気で受け入れられる場所であること、即ち一人一人の子どもを大切に関わり続ける処遇のパーマネンシーが神戸実業学院の使命だと考えております。 |
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【基本方針】 『人一人の命は全世界より尊い』の精神を基に設立され、 家庭において健全なる育成が困難な児童の養護を目的とする本院にあっては、 人格の形成を目的とし豊かなる情操の育成と併せ 将来社会人として落伍する事なき人と成らしむる様、日々努力を重ねる。 【処遇理念】 「ともに歩み、ともに暮らし、ともに生きる」子どもといつも同じ場所、同じ土壌におり、 寄り添って暮らすことが「ともに暮らす」で、つらいこと、苦しいこと、嬉しいこと、 楽しいことを共有することが「ともに生きる」で、こどももおとなも支えあいながら、 生きるエネルギーをもらったり、背中で生き様をみながら感化しあい成長することが 「ともに歩む」これを処遇理念として、いつまでもケア―していく処遇のパーマネンシ―をもって、 子どもたちがこころの居場所としていつまでもおれる生活空間の構築を目標にしている。 【処遇方針】 児童は平和なる環境を与えることを基本とし、 児童が苟も不安なる心理状態に陥るがごとき生活環境は極力排除する。 即ち、甘え、依頼等におちいらざる様注意しつつも常に保育士の目が 『自分を見守る』との安心と信頼を与える事に努力する。 又、自立し社会人として伍していける為の躾・礼儀・作法についても身につくように感化する。 それによって、互いの親近感、信頼感が損なわれることはない。 |
【基本理念】
『人一人の命を失わば、全世界を得るとも何の益にかあらん』の言葉を基に、
どんな小さな命も守り、誰もが生きることの喜びを感じ幸せになることを願う。
【経営理念】
地域において細やかな視点と未来への大きな視点を併せ持ち、地域と共に成長し、
子供にも大人にもお年寄りにも頼られる誰にも不可欠な存在意義のある法人を目指す。
【目標】
平野地区での子育て支援のみならず包括的な家庭支援の為の連絡会をつくり
兵庫区子育て支援会議との密な連携により諸問題の予防的な活動をする。
【公開資料】 |
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役員等名簿/A4 (PDFファイル/55.9KB) |
【決算報告書】 令和4年4月1日~令和5年3月31日 |
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資金収支計算書/A4 (PDFファイル) |
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